ツアーバスは地味で狭いといったイメージを持つ人もいるかもしれませんが、最近では、ファーストクラスとも言えるような豪華な内装を備えたバスも存在します。
たとえば、「クラブツーリズム」の「クラブツーリズムファースト」は、ゆったりとした座席を持ち、最後尾にはトイレやカフェカウンターも設置されているぜい沢なバスです。特徴や料金などを調べてみました。
ちなみに、TBS「マツコの知らない世界」でバスツアーが特集されたこともあるので、気になる人は番組HPをチェックしてみるのもおすすめです。
クラブツーリズムファーストの特徴やツアー料金は?
「クラブツーリズムファースト」は3席6列の全18席(定員17名)のバスで、2019年1月より運用が開始されました。
名前には、「初めての感動体験」「懐かしさと新鮮さ」「新しい旅の形」など、オンリーワンの価値の追求という思いが込められているそうです。
デザイナーには、ブルーリボン賞など数々の受賞歴を持つ水戸岡鋭治(みとおかえいじ)氏を起用しています。
外装はロイヤルレッドと黒を基調にしており、水戸岡氏いわく、当時のイギリス女王陛下の車を参考にしたとのこと。
内装には木材を多用し、天井は神社仏閣でよく見る格(こう)天井になっています。バスでは初めて導入されたのだとか。
また、カーテンはすだれ風になっているほか、床面には8種類の木材を使用したヨーロッパの伝統的な寄木のモザイク柄になっているなど、和洋折衷のデザインになっているのが特徴。
特に座席シートにこだわっているそうで、柔らかさとフィット感にこだわったシート枕や跳ね上げ式のテーブル、木目調のひじ掛けと足置きのほか、本革の荷物入れも備わっています。
車内最後尾にはトイレのほか、カフェカウンターも設置されており、オリジナルブレンドのお茶やコーヒー、お菓子などを楽しめます。
このほか、オリジナルスリッパ、ひざ掛け、傘の貸し出しやおしぼりのサービスもあり、まさにバスに乗ることが目的になるような豪華な内容になっています。
「クラブツーリズムファースト」に乗れるツアーとしては、日帰りや宿泊プランが用意されています。ひとり旅プランなどは2023年3月現在、準備中とのこと。
目安として、日帰りプランだと3万5千円前後、宿泊プランでは7万円台~15万円台のものが多い印象です。
最新の情報は「クラブツーリズム」公式サイトで確認をお願いします。
(参考:クラブツーリズムファースト、クラブツーリズム「水戸岡鋭治氏デザインのバス 首都圏で初めて登場!『CLUB TOURISM FIRST(クラブツーリズム フアースト)』デビュー」、Youtube「水戸岡鋭治氏デザインバス『クラブツーリズムファースト』紹介動画」)