和寒越冬キャベツの糖度や生まれた経緯は?実食したマツコのコメントも【北海道冬野菜・わっさむ】

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2022年2月に『マツコの知らない世界 北海道冬野菜の世界』が放送されました。ゲストは俳優の森崎博之さん。

ホクレンアンバサダーを務めているほか、農業をテーマにした番組にも出演するなどして北海道農家を応援しています。

放送では、「和寒越冬キャベツ(わっさむえっとうきゃべつ)」も紹介されました。その名の通り、冬の間雪の下で眠らせておいたキャベツです。

和寒越冬キャベツの糖度や生まれた経緯

北海道和寒町(わっさむちょう)は北川地方の北部にある、人口3000人ほどの町です。名産としてはとくにカボチャが有名で、作付面積と収穫量は日本一を誇ります。

「和寒越冬キャベツ」も名産のひとつ。秋に収穫したキャベツを畑に並べ、2か月ほど雪の下に眠らせたあとに収穫しています。2010(平成22)年には商標登録されました。

みずみずしさと甘さが特徴で、糖度は約10度にもなるそうです(通常7~8度)。

 

「和寒越冬キャベツ」が生まれたきっかけは、1968(昭和43)年の秋キャベツ豊作による価格暴落だそうです。

農家は秋キャベツの出荷をあきらめて畑に放置し、改めて春にキャベツを見てみると、キャベツが青々としていて、甘みが増していたといいます。

市場に出してみると高値で取引され、和寒の「越冬キャベツ」としてブランド化していったのだそうです。

(参考:和寒町 産業振興課「和寒町の農業について」

 

雪の下のキャベツは自らを寒さから守るためにアミノ酸を作り出し、糖度が増すのだとか。

雪が足りなくても重くてもキャベツが育たないため、和寒町の軽くて通気性もほど良い、いわゆるパウダースノーは、「越冬キャベツ」にとって絶好だといいます。

同じような方法で栽培されている野菜や果物はほかにもあり、函館の「雪の下大根」や青森の「雪室(ゆきむろ)りんご」などが有名です。

(参考:北海道ファンマガジン「普通の冬キャベツと何が違う?和寒町「越冬キャベツ」が特別なわけ。」Vegewel「雪に埋めれば甘み倍増、偶然から生まれた越冬キャベツ(北海道)」

 

「和寒越冬キャベツ」は『マツコの知らない世界 北海道冬野菜の世界』でも紹介されました。

中身がぎっしり詰まっており、一度半分に切ると中身が膨張してしまい、切り口がぴったり一致しなくなるほど。

マツコさんも「和寒越冬キャベツ」を実食していました。

マツコのコメント

  • 持っただけで水分を含んでるのがわかる
  • (持っただけで)全然違う。しなやか
  • 子供の頃に食べていたメロンぐらいの甘さ
  • 採れたてよりすごいかも

 

番組内で紹介された「和寒越冬キャベツ」を使ったおすすめの料理はお好み焼き。ザクザクとした歯応えとソースにも負けない甘みを楽しめるとのこと。