8月4日に『マツコの知らない世界 予言ビジネスの世界』が放送されます。ゲストは今回で5回目の出演となる、作家・オカルト研究家の山口敏太郎(やまぐち びんたろう)さん。
放送では、ファティマの奇跡における第三の予言についても取り上げてくれるといいます。
次回
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ノストラダムス!マヤ文明!ファティマ第三の予言!
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ポルトガルのファティマで起きた「ファティマの予言」は、ローマ教皇庁が正式に奇跡として公認している出来事です。どのような奇跡が起きたのか調べてみました。
教皇庁が公認したファティマの奇跡と第三の予言とは
第一次世界大戦中の1917年、ポルトガルのファティマで、3人の牧童の前に初めて姿を現わした聖母が、その後数回にわたり彼らの前に現れ、お告げや奇跡を起こしたとされています。これはのちに「ファティマの奇跡」や「ファティマの予言」と呼ばれ、ローマ教皇庁が正式に奇跡として公認している出来事です。
聖母を見たという牧童は以下の3人。
- ルシア(10歳の女の子。敬けんなカトリックの家庭で育つ)
- フランシスコ(ルシアの従弟の男の子)
- ヤシンタ(フランシスコの妹。7歳)
聖母の最初の出現は1917年5月13日。3人の牧童たちがコバ・ダ・イリアという窪地を訪れたいたところ、強い閃光と共に目の前に貴婦人が現れたといいます。貴婦人は、6か月間、毎月13日に同じ場所へ来るように望み、子供たちはその言葉に従って、毎月貴婦人に会いに行きました。
3回目の出現となる7月13日、貴婦人は子どもたちに火の海のような光景を見せ、地獄の様子であると告げ、以下のようなメッセージを残します。
「私があなた方に言っていることがなされれば、多くの霊魂が救われ、戦争は終わるでしょう。しかし、人々が神に背くことをやめないならば、ローマ教皇ビオ11世(ピウス11世?)の時代にもっとひどい戦争が起こるでしょう」と警告したといいます(ピウス11世の在位は1922年2月~1939年2月)。
これが第一の予言および第二の予言とされ、第一の予言はまもなく戦争が終わること(第一次世界大戦。1918年11月終戦)、第二の予言はしばらくして新たな戦争が起きること(第二次世界大戦。1939年9月勃発)であるとされています。
このとき、第三の予言も告げられたそうですが、内容ははっきりとわかっていません。
そのあと数回の出現を経て、最後の出現とされる10月13日、貴婦人は自らを「ロザリオの聖母」と名乗り、以下のような奇跡を起こしたと言われています。
- 雨がぴたりとやみ、太陽が現れ、発光体を発射
- 発光体(または太陽)はダンスするかのように動き、急降下や上昇をした
- 気づくと雨に濡れていた群集の服が完全に乾いていた
これらの奇跡は「太陽のダンス」とも呼ばれ、半径40キロ圏内でも確認されたといい、立ち会っていた記者は新聞で大きく報じました。
出現の回数を重ねるごとに子どもたちのほか、噂を聞きつけた巡礼者などが集まっており、最終的には7万人もの人々が押し寄せていたといいます。駆けつけた多くの人々が奇跡を目の当たりにしていますが、子どもたち以外に聖母の姿を直接見ることができた者はいなかったとされています。
のちに、カトリック教会とローマ教皇庁はファティマでの一連の現象を聖母の出現と公認し、5月13日を「ファティマの聖母の記念日」としました。
3人の牧童たちのうち、フランシスコとヤシンタは幼くして亡くなってしまいますが、ルシアは修道女となって、預言の内容を教皇庁に伝えています。
聖母は「1960年に第三の予言を公表するように」と告げたといいますが、その年になっても教皇庁は公表しませんでした。一説によると、第三の予言に関する記録を見たときのローマ教皇ヨハネ23世は絶句して再度封印し、次代のパウロ6世は衝撃を受けて卒倒したとも言われています。
1981年には、アイルランドの航空機がハイジャックされ、犯人が「ファティマ第三の予言」の公開を要求するという事件まで起きました。
2000年、教皇庁は全文を公開し、「ファティマ第三の予言」は1981年の「教皇暗殺未遂事件」を指していたと発表しました。しかし、第一・第二の予言が戦争に関することなのに対し、第三の予言だけ内容が異なっているのはおかしいこと、教皇が絶句するほどの内容ではないのではといった疑問点もあり、納得する者は少なかったといいます。
聖母を目撃した牧童の一人であったルシアは「それはほんの一部で、バチカンは嘘をついている」とし、司法省に提訴しています。
こうして、正式に公表された「ファティマ第三の予言」ですが、いまだ真相ははっきりしておらず、第三次世界大戦や核戦争を暗示しているのではないかという声も挙がっています。
「マツコの知らない世界 予言ビジネスの世界」ゲストの山口敏太郎さんは150冊以上の著書を出版しています。kindle(電子書籍)版もあるので、気になる方はチェックしてみてください。