2016年に「マツコの知らない世界 UMAビジネスの世界」が放送されました。ゲストは作家やタレントとして活躍する山口敏太郎さん。
放送では、UMAの代名詞とも言えるネッシー(ねっしー)についても触れていました。
ネッシーの歴史を簡単に調べてみました。
(2021年2月16日放送の「オカルトSP」でも「UMAビジネスの世界」の一部を放送予定です)
ネッシーの有名な写真はいつ撮影?
ネッシーの伝承は古くからあり、565年にスコットランドの修行僧がネス川に棲んでいた水の獣を十字を切って撃退したというエピソードが残っているそうです。
1933年にネッシーの記事が新聞に掲載されると、目撃例が飛躍的に増えたのだといいます。
そして、1934年4月21日、ロンドンの医師、R・K・ウィルソンが「デイリー・メール」紙に、水面に首の長い動物のようなものが写った白黒写真を投稿。これは”外科医の写真”と呼ばれ、世界的にも有名になり、いまでも最も有名なネッシーの写真として語り継がれています。
ネッシーの存在を信じて湖底調査をする人が現れた一方で、作り物、首長竜の生き残り、巨大ナマズといった様々な憶測が飛び交いました。
1994年、「外科医の写真は捏造だった」というネタばらしが「サンデー・テレグラフ」紙に載せられました。おもちゃの潜水艦にプラスチックの首をつけて浮かべたものだったといいます。
<参考>
講談社 ブルーバックス:4月21日 ネッシーの写真が新聞に掲載(1934年)
ナショナルジオグラフィック:ネッシー、エイプリルフールの動物
それでも、2018年に多国籍チームがネス湖の水を採取してDNA調査を行うなど、依然としてネッシーは人々を惹きつけているようです。
ちなみに、「マツコの知らない世界 UMAの世界」(2016年放送)では、スコットランドにおけるネッシーの経済効果は推定3500億円以上だと紹介されていました。
<参考>
ディスカバリーチャンネル:ネッシーの謎に終止符か…ネス湖の水をDNAシークエンシング
テレビドガッチ:『マツコの知らない世界』に登場したUMA映像が衝撃的「巨大クモ男」「白い妖精」ほか
「マツコの知らない世界」に度々登場している山口敏太郎さんは、150冊以上の著書を執筆しています。kindle版(電子書籍)もあるので、気になる方はチェックしてみてください。