2020年8月に「マツコの知らない世界 平成レトロの世界」が放送されました。ゲストは平成文化研究家の山下メロさん。
放送では「たまごっち」も登場。発売当時、社会現象を引き起こした「たまごっち」の値段や販売数を調べてみました。
バンダイが発売し、社会現象にもなった「たまごっち」
「たまごっち」は、バンダイが1996年(平成8年)11月に発売した、デジタル携帯ペットというコンセプトの携帯デジタル玩具です。名前の由来は、生命を連想する「たまご」型と、同じ時間を共有する意味での「ウォッチ」から来ています。
エサをやったりトイレの後片付けをしたりして画面内のペットを育てていきます。きちんと世話をすると成長するものの、放っておくと病気になり、最悪死んでしまうというリアリティもあり、「たまごっち」のことが気になって授業中にもいじってしまう学生もたくさんいたのだとか。
当時のたまごっちの値段はいくら?
初代たまごっちの値段は約2,000円。発売前夜から徹夜組の行列ができたり、数万円で取引されたりするケースもあったといいます。
たまごっちはどれくらい売れた?
販売ターゲットであった女子高生以外の世代にも広がって爆発的なブームとなり、おもちゃ屋などには長蛇の列ができました。発売から3か月で75万個を売り上げ、品薄の状態が続いていたといいます。当初はバンダイもここまで人気が出るとは予想していなかったのだとか。
売り出し情報が出ると、たちまち客が殺到。神奈川県のディスカウントストアでは、販売数200個に対して5000人が集まるということもあったそうです。
1997年には世界進出を果たし、30以上の国と地域で販売。全世界で8200万個売り上げたということです。
(参考:大ヒット商品の歴史を辿る あのとき、あの知財 たまごっち(特許庁)、平成9年のヒット商品は?たまごっち旋風(日テレNEWS24)、「たまごっち」に「チョコエッグ」…あの平成の超ヒット商品が再ブームのワケ(FNNプライムオンライン・東海テレビ))
「たまごっち」はいまも新商品が出ている人気商品です。最新作はバンダイのAmazonストアページなどでもチェックできます。