8月18日に『マツコの知らない世界 仏像の世界』が放送されます。ゲストは17歳の高校生にして、仏像をつくる「仏師」を志す宮沢汰佳(みやざわ たいが)さん。
番組では、「安倍文殊院(あべもんじゅいん)」が所蔵する「善財童子立像(ぜんざいどうじりゅうぞう)」も取り上げます。
「善財童子立像」が造られた時期や「安倍文殊院」の場所などを調べてみました。
「安倍文殊院」が所蔵する「善財童子立像」とは
「善財童子立像」は、奈良県にある「安倍文殊院」が所蔵する仏像で、2013年に国宝にも指定されています。そのあどけなさや特徴的なポーズから、仏像をよく知らないけど見たことがある、という人も多いです。
画像出典:安倍文殊院
「安倍文殊院」の創建は、「大化の改新」が起きた大化元年(645年)と、日本で最も歴史のある寺のひとつ。 本尊である文殊菩薩は「三人寄れば文殊の知恵」の格言で知られている、知恵を象徴する仏様です。
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「善財童子立像」は、「安倍文殊院」にある「渡海文殊群像」のうちの一体。獅子に乗る文殊菩薩のほか、善財童子ほか四人の脇士が仏教を広める旅の途中で海を渡る「渡海文殊」の場面をあらわしています。
画像出典:安倍文殊院
「善財童子立像」は、建仁3年(1203年)から承久2年(1220年)の間に、鎌倉時代前期の仏師、快慶によって造られた作品とされています。像の高さは約135cm。
善財童子は文殊菩薩の導きで識者を訪ねてまわり、智恵を得る菩薩であり、「渡海文殊群像」では、文殊菩薩に呼び止められて振り返っている姿が表現されています。
安倍文殊院へのアクセス
「善財童子立像」がある「安倍文殊院」への電車でのアクセスは以下の通りです。
- 近鉄大阪線・JR桜井線「桜井駅」から徒歩20分、バスで約7分
(駅にタクシー乗り場あり)
有料駐車場もあるとのことです(乗用車200台)。
住所:奈良県桜井市阿部645
新型コロナウィルスの影響で拝観・祈祷などが中止になることがあるかもしれませんので、最新の情報は安倍文殊院HPなどで確認しておくことをおすすめします。
「善財童子立像」はフィギュアにもなっているので、気になる方はチェックしてみてください。
※この記事では、番組の告知情報から放送される商品を予測してまとめています。放送内容によっては予測と異なる可能性もあります。