エルトン・ジョンってどんな人?ヒット曲などを『ロケットマン』公開に向けて調べてみた。

映画

 

イギリスの世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描いた映画『ロケットマン』が2019年8月23日(金)に公開されました。

非常に有名なミュージシャンなんですが、日本では「名前は知ってるけど曲は知らない」という人も多いです。

様々なヒット曲を世に送り出し、総売り上げ枚数でもビートルズやマイケル・ジャクソンと並び、上位に君臨する天才です。

私も調べていて「どこかで聞いたことあるけど、エルトン・ジョンの曲だったんだ」と驚かされることが多かったです。

エルトン・ジョンのことや 新作映画『ロケットマン』の監督やキャストについてまとめてみました。



エルトン・ジョンってどんな人?

エルトン・ジョンは 1947年イギリス生まれ(72歳)のミュージシャン、シンガーソングライター。本名はレジナルド・ケネス・ドワイト。

演奏時の派手な衣装や目立つメガネが特徴のひとつです。


出典:Wikipedia

幼い時から音楽の才能にあふれており、4歳からピアノを習い始めた彼は、1度聴いた曲であっても完璧に演奏することができたと言います。

11歳の時に世界有数の音楽学校である王立音楽院に合格。

1960年には、キーボード奏者としてバンドで活動。67年にアーティストの募集広告に応募します。落選しますが、後にパートナーとなる作詞家 バーニー・トーピン との出会いにつながります。バーニー・トーピンはエルトンのほとんどの楽曲を担当しており、エルトンにとって なくてはならない存在です。

エルトンは 1969年にソロ・デビュー。翌年に出した「僕の歌は君の歌 (原題:Your Song)」がヒットします。

バーニー・トーピンに歌詞を渡されたエルトンが、数十分で曲を完成させたと言われている名曲です。

相手が好きだという気持ちが、控えめな表現ながらもヒシヒシと伝わってくる とても甘酸っぱいラブソングですね。

エルトン自身も気に入っており、ライブでは必ず演奏される曲なんだとか。

映画『ロケットマン』では、この曲の製作過程も描かれています。

1971年に出されたアルバム「マッドマン」に収録されている「タイニーダンサー」も人気が高い曲です。

1972年のアルバム「ホンキー・シャトー」で全米1位を獲得。

人気は絶頂期を迎え、75年までのたった3年間で7枚ものアルバムで連続全米1位を獲得するという偉業を成し遂げます。

とりわけ「黄昏のレンガ路 (原題:Goodbye Yellow Brick Road)」は有名です。CMで聞いたことある、という人も多いのではないでしょうか。

映画の題名にもなっている「ロケットマン」は、1972年に出されたシングル。家族の元を離れ、宇宙に向かう飛行士の孤独や不安を歌っています。

またたく間に売れっ子となったエルトンでしたが、そのハードスケジュールから、活動は徐々にペースダウン。そんな中でも「愛のハーモニー」「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」などを発表。「愛のハーモニー」では初のグラミー賞を受賞しています。

そして、1989年にリリースされた「サクリファイス」は全英シングルチャート1位を獲得します。

しかし、全盛期と比べるとアルバムの売り上げは伸び悩んでおり、薬物やアルコール、のどの病気に悩まされる時期でもありました。

治療後に活動を再開し、1994年には ディズニー映画『ライオン・キング』の楽曲を担当。サウンドトラックは全米1位の売り上げを記録する大ヒットとなりました(『ロケットマン』と同時期に公開の3D映画『ライオン・キング』でも、エルトン・ジョンの楽曲が利用されています)。

97年には、交通事故で亡くなったダイアナ元皇太子妃への追悼として「キャンドル・イン・ザ・ウィンド 1997」を発売(80年代に作ったものを追悼用にリメイクしたもの)。全世界で3700万枚の売り上げを記録。エルトンは売り上げをダイアナ記念基金に寄付します。

世界はエルトンの完全復活を讃えました。

近年はペースダウンしたものの、オリジナル・アルバムの発表は続き、コンサートも精力的に行なっています。

日本公演は 1972年~2015年にかけて、計8回おこなっています。

2018年からおこなっている世界ツアーを最後に、公演活動から引退することを表明しました(音楽活動は継続)。

ツアー終了までは3年ほどかかる見通しで、日本公演は 2019年8月現在、まだ未定とのこと。ぜひ最後に、もう一度日本に足を運んでほしいものです。

 

エルトンはバイセクシャルであり、2014年に男性と結婚。代理出産により、二人の息子を授かりました。子どもたちの名付け親はレディー・ガガで、彼女は子どもたちの後見人もつとめています。

音楽活動以外にも積極的で、1992年に自らエイズ基金を設立し、2019年にもチャリティーイベントを開催しています。設立以来、4.5億ドル以上の寄付を行なっているそうです。
(参考:シネマトゥデイ)

映画『キングスマン:ゴールデン サークル』(2017)では本人役で出演しています(『ロケットマン』でエルトン・ジョンを演じるタロン・エガートンもこの映画に出演)。

 

個性的な人物だったようで、様々なエピソードが伝えられています。

  • 風がうるさいので止めろとスタッフに指示
  • 盛り上がった観客を制止している警備員をヒトラー扱い (のちに謝罪)。
  • あまり関係が良くなったデヴィッド・ボウイの死後、「死ねばレコードがさらに売れる」と発言

 

エルトンの総売り上げ枚数は3億枚以上。ビートルズやエルヴィス・プレスリーが推定で6億枚以上、マイケル・ジャクソンやマドンナが推定3億枚以上と言われており、それらに次ぐ売り上げ数を誇ります。

今後も体力の続く限り、様々な名曲を世に生み出していってほしいところです。



映画『ロケットマン』について

そんなエルトン・ジョンの半生を描いた映画『ロケットマン』の監督とキャストについて調べてみました。

監督

監督はデクスター・フレッチャー。1966年イギリス生まれ(53歳)。


出典:映画.com

もともとは子役をしていた俳優で、現在は監督と俳優をかけ持ちしています。

主な出演作は『ビロウ』(2002)、『キック・アス』(2010)、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(2011) など。

2011年の映画『ワイルド・ビル』(日本非公開)で監督デビューを果たします。

正式にはクレジットされていませんが、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)の監督でもあります。

『ボヘミアン・ラプソディ』は、もともとブライアン・シンガー監督が指揮を執っていましたが、撮影残りわずかのところで無断欠席が相次いだため、監督を降ろされます(降板理由としては、健康上の問題ということでしたが、実際には、フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックとの衝突が原因ではないかとされています)。

そして、デクスター・フレッチャーが後を引き継ぎ、作品を完成させています。監督期間が短かったため、監督ではなく製作総指揮としてクレジットされることとなりました。

監督降板というアクシデントに見舞われながらも、短い期間であれだけのヒット作を完成させたのですから、その手腕はかなりのもの。

ちなみに、『ロケットマン』でもラミ・マレックをフレディ・マーキュリー役でカメオ出演させる予定だったらしいですが、ボツになったのだとか。

フレッチャーは、ロバート・ダウニー・Jr. 主演の『シャーロック・ホームズ』シリーズ最新作の監督も予定しており、今後さらに知名度を上げていく監督であると言えるでしょう。

8月には『ロケットマン』公開記念として、主演のタロン・エガートンとともに来日しました。

キャスト

エルトン・ジョンを演じるのは、タロン・エガートン。1989年イギリス生まれ(29歳)。


出典:映画.com

主な出演作は『戦場からのラブレター』(2014)、『キングスマン』(2015)、『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』(2018) など。

学生時代に歌唱コンテストで優勝した経験があり、その歌唱力には定評があります。3Dアニメ映画『SING』(2016)では、その歌声を披露しています。

『ロケットマン』でも吹き替えなしの歌声を披露しており、演技力と合わせ、彼の歌唱力の高さが見どころのひとつとなるのは間違いなし。

エルトン・ジョン自身も「タロンほど僕の歌をうまく歌える人はいない」と言ったのだとか。

『ロケットマン』のほか、日本では2019年10月に公開が予定されている『フッド:ザ・ビギニング』でも主役のロビン・フッドを演じるなど、いま最も波に乗っている俳優の一人です。

 

エルトン・ジョンのパートナーで片腕的存在、バーニー・トーピンを演じるのは、ジェイミー・ベル。1896年イギリス生まれ(33歳)。


出典:映画.com

母、祖母、姉妹がダンサーという家庭に生まれ、6歳からバレエを始めています。デビュー作『リトル・ダンサー』(2000)でも、バレエに励む少年役を演じています。

主な主演作は『キング・コング』(2005)、『父親たちの星条旗』(2006)、『ファンタスティック・フォー』(2015) など。

『ファンタスティック・フォー』で共演したケイト・マーラと結婚し、2019年に女の子が誕生しています。

『ロケットマン』では、彼の役としては珍しいロン毛姿を拝見できます。

まとめ

『ロケットマン』は、ミュージシャンを扱った映画として『ボヘミアン・ラプソディ』に続く大ヒットとなるのでしょうか。

タロン・エガートンの演技はもちろん、エルトン・ジョンのどの楽曲が流れるのかも注目したいところ。

ミュージカル映画なので、劇場で観れば より一体感が生まれて楽しめること間違いなしです。

『ロケットマン』は 8月23日(金) 公開。

 

予告編