厚労省がコロナ退院基準を見直し。大阪府ではいつから適用?【PCR検査なしでも退院可】

厚生労働省(厚労省)は5月末、新型コロナウイルスの患者の退院基準について、PCR検査を受けなくても退院できるように変更する方針であることを明らかにしました。

大阪府の吉村知事は6月5日の会見において、府でも退院基準の見直しを行うかどうかについて意見を述べました。



厚労省がコロナ退院基準の見直しを検討

厚生労働省は5月末、新型コロナウイルスの患者の退院基準について、PCR検査を受けなくても退院できるように変更する方針であることを明らかにしました。

これまでの退院基準は、コロナの症状が改善してからPCR検査で2回の陰性を確認した場合としていましたが、今後は発症から14日間過ぎたことを条件に、熱が下がるなど症状が軽くなってから72時間経っていれば退院が可能となるとしています。
(参考:毎日新聞)

大阪府でも退院基準の見直しは検討される?

大阪府の吉村知事は6月5日に会見を行いました。「政府の方針に合わせて大阪府でもPCR検査なしの退院ができるように検討するのか」という問いに対して、「大阪府でもやってもいいと思う」と述べました。

知事は「発症から14日経って症状がほとんどなく、たとえPCR検査で陽性が出たとしても、検証の上で他人にうつす可能性が低いと判断できる患者に対して、PCR検査を2回も回す必要はないと思う」という考えを示しました。

PCR検査で陰性・陽性反応を繰り返し、結果的に3回陽性が確認された大阪府の患者の例をあげ、「PCR検査をしても一定数再陽性の患者が出ることを考えると、2回も検査をすることに意味があるのか疑問である」と述べました。

また、現場の医師からも「2回のPCR検査はやめてほしい」という意見も出ているといいます。理由として、「コロナ発症から14日経って症状がなく、他人にうつす可能性の低い軽症患者に対して、ベッドや人員を割くのは(たとえその患者が退院時のPCR検査で陽性だったとしても)効率的ではない。医師としては、元気になった患者よりもほかの重症患者の治療に力を注ぎたい」ということがあるそうです。

6月5日の会議において、退院基準の見直しについて正式に決定するとしています。

大阪府としては、PCR検査を退院基準とすることをやめる方向で調整していますが、府では新規感染者を調べるためのPCR検査数は拡大していく方針であるため、あくまで退院時のPCR検査をなくすということで、検査数自体を減らしていくという意味ではないということです。