洋画を好きな時に余すことなく楽しみたい、というときは、動画配信サービスを利用するのが一番です。
多くの動画配信サービスでは、最新作を含めて何百、何千という洋画が配信されているので、登録するだけで映画漬けの毎日を送ることができます。
動画配信サービスにはそれぞれ特徴があるので、自分に合ったサービスを見つけましょう。
主要動画配信サービスの U-NEXT(ユーネクスト)、Hulu(フールー)、dTV、Amazonプライム・ビデオ、Netflix(ネットフリックス)で以下の点をまとめてみました。
- それぞれの動画配信サービスの違いや特徴
- 最新作の配信状況
- 吹き替えのある作品の調べ方
- 新作の洋画を楽しめるおすすめの動画配信サービス
動画配信サービスの比較
月額料金 (税込) |
無料期間 | レンタル 作品 |
画質 | 洋画 見放題数 |
|
U-NEXT | 2,189円 | 31日間 | あり | フルHD / 4K | 約4,700本 |
Hulu | 1,026円 | 2週間 | なし | HD / フルHD | 約360本 |
dTV | 550円 | 31日間 | あり | SD / HD | 約850本 |
Netflix | 880円 (ベーシック) 1,320円 (スタンダード) 1,980円 (プレミアム) |
30日間 | なし | SD (ベーシック) HD (スタンダード) HD / 4K UHD (プレミアム) |
非公表 |
Amazon プライム ※ |
408円 (年間プラン) 500円 (月額プラン) |
30日間 | あり | SD / HD / 4K UHD |
約800本 |
※ Amazonプライムには、年額で払う「年間プラン」と月額で払う「月額プラン」があります。年間プランのほうが年間で1,100円お得です(学生の場合はさらに安い学割プランもあり)。
画質の違いと具体例
解像度 | 画素数 | 具体例 | |
SD | 720 x 480 | 約35万画素 | DVD |
HD | 1,280 x 720 | 約100万画素 | ー |
HDV | 1,440 x 1,080 | 約150万画素 | 地デジ |
フルHD | 1,920 x 1,080 | 約200万画素 | ブルーレイ NHK BS プレミアム |
4K (UHD) | 4,096 x 2,160 または 3,840 x 2,160 |
約830~880万画素 |
NHK BS 4K |
参考:Jストリーム |
動画配信サービスのタイプは2種類
動画配信サービスは、レンタル作品を扱っているものと、完全見放題のものに分けることができます。
- 見放題作品 + レンタル作品 (月額料金以外に別途料金が必要)
U-NEXT dTV Amazonプライム - 完全見放題 (月額料金のみで配信作品をすべて視聴できる)
Hulu Netflix
レンタル作品を扱っているサービスでは、いち早く最新作がレンタルとして配信されます。
完全見放題のサービスの場合、最新作の配信は遅くなりがちですが、月額料金以外のことは考えなくてよいという利点があります。
洋画を見る上でのチェックポイント
①月額料金と作品数の比較
配信されている見放題作品数の多さは重要です。
月額料金と見放題作品数が比例しているわけではないので、洋画の見放題作品数を比べてみましょう。
月額料金 (税込) |
洋画 見放題数 |
|
U-NEXT | 2,189円 | 約4,700本 |
Hulu | 1,026円 | 約360本 |
dTV | 550円 | 約850本 |
Netflix | 880円 (ベーシック) 1,320円 (スタンダード) 1,980円 (プレミアム) |
非公表 |
Amazon プライム |
408円 (年間プラン) 500円 (月額プラン) |
約800本 |
メジャー作品ならすべての動画配信サービスで配信されている、というわけではありません。
参考までに、メジャー作品の配信状況をまとめてみました。その都度配信状況は変わりますが、ひとつの目安として参考にしてみてください。
②最新作の配信
最新作の配信に関しては、レンタル作品を取り扱っている U-NEXT、dTV、Amazonプライム のほうが、HuluやNetflixより早いです。
具体例を挙げると以下の通り。(2019年11月時点での配信状況)
アベンジャーズ エンドゲーム (劇場公開:2019年4月) |
名探偵ピカチュウ (劇場公開:2019年5月) |
トイ・ストーリー4 (劇場公開:2019年7月) |
|
U-NEXT | 〇 (440円) |
〇 (550円) |
〇 (440円) |
Hulu | × | × | × |
dTV |
〇 (440円) |
〇 (440円) |
〇 (440円) |
Netflix | × | × | × |
Amazon |
〇 (399円) |
〇 (550円) |
〇 (399円) |
レンタル作品の視聴には別途料金が必要ですが、わざわざお店までレンタルに行く必要がありません。
レンタル期間は動画配信サービスにより異なりますが、期間を過ぎると自動的に視聴できなくなるので、返却を忘れて遅延料金を求められる、ということもありません。
③吹き替え作品のチェック
「映画は吹き替えでしか見ない」という人も多いはず。吹き替えの有無がすぐにわかるかどうかは大きなポイントです。
各動画配信サービスで吹き替え作品のチェック方法を調べてみました。
U-NEXT
検索画面で吹き替えの有無を確認できます。吹き替えのある作品のみを表示することもできます。
出典:U-NEXT
Hulu
アプリの場合、検索画面で吹き替えの有無がすぐにわかります。
出典:Hulu
PCの場合は作品のサムネイル画像にマウスを合わせると右上に表示されます。
出典:Hulu
dTV
検索画面で吹き替えの有無はわかりませんが、吹き替えのみの作品を表示することができます。
出典:dTV
Netflix
トップ画面一番下の「字幕・音声」をクリックすると、吹き替えのある作品を表示できますが、洋画のみ、邦画のみといったジャンルで分けて表示することはできませんでした。
出典:Netflix
Amazonプライム
吹き替えかどうかはタイトルに表示されています。
吹き替えのある作品のみを表示することもできます。
洋画の新作・メジャー作品を見る上でおすすめの動画配信サービス
第1位 U-NEXT
月額料金:税込2,189円
洋画 見放題作品数:約4,700本
- 旧作~メジャー作品・新作まで揃えた幅広いラインナップ
- レンタルすれば最新作も楽しめる
料金の目安:330~550円 - 毎月ポイントがもらえる
- 画質は最低でもフルHD (ブルーレイと同質)
- 配信終了日は最初から記載されている
- 倍速再生機能あり
- 雑誌の読み放題サービスあり
- ポイントは映画チケットの割引にも使える
洋画の新作・話題作を中心に視聴したいという人には、U-NEXTがかなりおすすめです。
洋画の見放題作品だけでも約4,700本という圧倒的なラインナップが魅力的。
私も「ずっと探していたあの作品」に出会えることが多かったです。
配信されている洋画の約3分の1が吹き替えに対応しています。
作品の検索も細かく設定でき、たとえば「アクション / 見放題 / 吹き替え / 公開年の新しい順」という感じに並び替えができるので、自分の見たい作品を探しやすいです。
倍速再生機能が備わっているので、ちょっと気になる作品をサクッと視聴することもできます。
また、雑誌が読み放題なので、『SCREEN(スクリーン)』といった映画雑誌を読むこともできちゃいます。
出典:U-NEXT
U-NEXTは月額料金が少し高めですが、月額料金を払っている会員は、毎月1,200円相当のポイントがもらえます。
配信したての映画でも440~550ポイントであることが多いので、毎月もらえるポイントで数本は最新作の映画を楽しめます。
この 最新作のレンタル配信 + 毎月ポイント付与 の組み合わせのおかげで、旧作はもちろん、最新作からメジャー作品まで幅広く楽しめるサービスとなっています。
無料トライアルでも600ポイントがもらえるので、どうしても今すぐ見たい作品がある場合は、このポイントを使うのもありです。
第2位 Amazonプライム・ビデオ
月額料金:税込408円(年間プラン)
洋画 見放題作品数:約800本
- 月額約400円という安さが魅力
- 旧作~メジャー作品・新作まで揃えた幅広いラインナップ
- レンタルすれば最新作も楽しめる
料金の目安:200~400円 - 視聴者のレビューを読むことができる
- 配信終了日は約1か月前にならないとわからない
Amazonプライム・ビデオは、Amazonプライム会員として利用できる特典のひとつです。
月額料金が安いにもかかわらず、ラインナップはかなり充実しています。
メジャー作品の多くは吹き替えに対応しているので、吹き替えをメインで見たい人にもおすすめ。
作品を視聴する上で評価(星マーク)を参考にする人も多いと思います。
Amzonプライム・ビデオの場合、視聴者の評価のほかにレビューも読めます。見る前の参考にしたり、見た後に読むことで意見を共有できるのが面白い点です。
第3位 dTV
月額料金:税込550円
洋画 見放題作品数:約850本
- 安い月額料金の割に、洋画の配信数は充実
- 旧作~メジャー作品・新作まで揃えた幅広いラインナップ
- レンタルすれば最新作も楽しめる
料金の目安:440~550円 - 倍速再生機能あり (アプリのみ)
- 配信終了日は約1か月前にならないとわからない
洋画の配信作品のうち、約3分の2はレンタル作品ですが、見放題として配信されているメジャー作品も多いです。
画質はよくてもHD画質 (ブルーレイとDVDの中間)であるため、画質にこだわりがある人には少し物足りないかもしれませんが、スマホアプリ中心の視聴の場合は、画質はそこまで気になりません。
アプリでは倍速再生が利用できるので、サクサク作品を見ていけるのもありがたい点です。
第4位 Hulu
月額料金:税込1,026円
洋画 見放題作品数:約360本
- 洋画は配信数が少なめだが、メジャー作品はそれなりに揃っている
- 英語字幕に対応している作品がある
- 月額料金のみですべての配信作品を楽しめる
- 特別配信などをまとめた特集ページあり
- 配信終了日は約1か月前にならないとわからない
Huluはすべての配信作品が見放題という特質上、最新作の配信は遅めですが、メジャー作品のラインナップはかなり充実しています。
配信数はほかの動画配信サービスと比べると少ないですが、新作映画が劇場公開されると、関連作品を特別配信してくれることがよくあります。
特集ページがあり、そのときのトレンドに合わせた作品をピックアップしてくれるのもポイント。
月額料金のみというシンプルな料金プランで、メニュー画面などもわかりやすいので、動画配信サービス初心者の方におすすめできます。
第5位 Netflix
月額料金:税込880円~1,980円
洋画 見放題作品数:非公表
- 月額料金のみですべての配信作品を楽しめる
- 英語字幕に対応している作品がある
- オリジナル作品あり
- 配信終了日は約1か月前にならないとわからない
- 会員にならないと作品ラインナップを確認できない
配信作品数は非公表となっていますが、洋画のラインナップは旧作から新作までかなり充実しています。
Netflixでしか見られないオリジナル作品も多数配信しているのもポイント。
視聴した作品の関連作品をピックアップしてくれるリコメンド機能が優秀で、いま見たいと思っているピッタリの作品を表示してくれます。
検索面では「洋画の吹き替え作品のみを表示することができない」「ジャンルで検索すると、洋画・邦画が一緒になって表示される」など不便な点も多く、少し使いづらい印象です。
海外ドラマがかなり豊富なので、洋画のみならずとにかく海外作品が好き、という人にはおすすめです。
まずは無料トライアルを体験してみよう
動画配信サービスは実際に使ってみて、自分に合うサービスかどうか確かめてみるのが一番です。
いずれの動画配信サービスも無料トライアルがあるので、お試しで利用することができます。無料期間中に解約すれば、料金は発生しません。
Netflix以外は、会員でなくても配信作品をチェックできるので、まずは自分の見たい作品、ジャンルがどれくらい配信されているかをチェックしてから登録してみるのもおすすめです。

本ページの情報は2019年11月20日時点のものです。最新の情報は各公式サイトにてご確認ください。